今晩は、7時になりました、NHK今日のニュースです。
陸上自衛隊のヘリコプターが沖縄県(おきなわけん)宮古島(みやこじま)の周辺で、消息(しょうそく)を絶った(たつ)事故(じこ)で、この機体には緊急事態が起きた際に、手動で操作することによって、異常を知らせる電波を出す装置が設置されていますが、当時、航空当局などでは、この電波が受信されていなかったことが分かりました。
陸上自衛隊は、急激なトラブルが起きたために、装置を操作できなかった可能性があると見て調べています。
今月6日(むいか) 、陸上自衛隊の第8師団長など10人が乗ったヘリコプターが、沖縄県(おきなわけん)宮古島(みやこじま)の周辺を飛行中に消息を絶ってから、今日で3日となりますが、10人の行方は今も分かっていません。
自衛隊や海上保安庁(かいじょうほあんちょう)などが、今日も捜索を行なった結果、ヘリコプターの採用にある燃料タンクの一部と見られるものが回収されました。
これまでの捜索では、陸上自衛隊とかかれたドアや救命きゅうめいボート、回転翼「かいてんよく」のブレードなど、合わせて六つの部品などが回収されていますが、操縦席(そうじゅうせき)やエンジーンなど機体の大部分は見つかっていません。
こんため、自衛隊は、海底に沈んでいる可能性もあると見て、海底の捜索を行うことができる、潜水艦、救難艦せんすいかん、きゅうなんかん を新たに発見し、音波探知機「おんぱたんちき」などを使って、捜索を続けています。
潜水艦、救難艦には、遠隔(えんかく)で操作できる、無人の潜水装置が備えられていて、音波探知機で機体と見られるものの反応があった場合になどには、装置を使って、詳しく確認し、状況に応じて、潜水員による捜索を行うものと見られます。
一方、事故が起きたヘリコプターには、緊急事態が起きた際に、異常を知らせる電波を出す装置が設置されていますが、当時、航空当局などでは、この電波が受信されていなかったことが防衛省関係者員の取材で分かりました。
トランスポンダーと呼ばれるこの装置は、操縦席に設置されていて、手動で操作することによって、機体の情報を伝える電波を発信しますが、緊急事態を知らせる電波は受信されていないということです。
陸上自衛隊は、飛行中に急激なトラブルが起きたために、装置を操作できなかった可能性があるとみて、調べを進めとともに、隊員や機体の捜索を急いでいます。
統一地方選挙(とういつちほうせんきょ)は今日、九つの道府県(どうふけん)の知事選挙や、41の道府県議会議員選挙などの投票(とうひょう)が行われていて、まもなく、午後8時に締め切られます。
このうち、大阪府知事選挙の午後6時現在の投票率は、28.30%と、前回と比べて、3.51%低くなっています。今日投票行われているのは、九つの道府県の知事選挙と六つの政令指定都市の市長選挙、41の道府県議会議員選挙と17の政令指定都市の市議会議員選挙です。
このうち、大阪は前回四年前に引き続き、府知事選挙と大阪市長選挙のダブル選挙で、大阪維新の会と他の党などの候補が争っています。
午後6時現在の投票率は、府知事選挙は28.30%と、前回より、3.51%低く、市長選挙が28.79%と、前回より、4.11%低くなっています。
また、全国の唯一(ゆいつ)与野党が全面的に対決構図(こうず)となった、北海道知事選挙の午後6時現在の推定投票率は、29.36%で、前回よりも、6.14%低くなっています。
さらに、保守分裂(ほしゅぶんれつ)となった、奈良県知事選挙の午後6時現在の推定投票率は、30.13%、前回よりも1.15%高くなっています。
一方、総務省のまとめによりますと、九つの道府県の知事選挙で期日(きじつ)前投票期
を済ませた人は、有権者(ゆうけんしゃ)の14.3%に当たる、339万7545人で、前回と比べて、33万人あまり増えています。
また、41の道府県議会議員選挙で期日(きじつ)前投票期を済ませた人は、有権者の13.4%に当たる、879万6174人で、前回と比べて、105人あまり増えています。
投票は一部の地域を除いて、午後8時まで行われ、即日開票されます。
今日投票が行われる統一地方選挙、前半戦の開票速報をラジオ第一では、この後今夜7時55分からお伝えします。
ラジらさんで、ラジオ深夜便(しんやびん)は時間を短縮して伝えします。
当選頭角(とうせんとうかく)や最新の開票状況はインターネットの特設(とくせつ)ページも随時(ずいじ)更新してお伝えします。
昨夜(さくや)、名古屋市にある、名鉄、名古屋本線の駅のホームの待合室(まちあいしつ)で、18歳の会社員の女性が胸に刃物(はもの)が刺さった状態で倒れているのが見つかり、その後、死亡した事件で、同じ頃、このホームから列車に飛び込んで死亡した男性は、女性と同じ、
名古屋市中川区内に住む、29歳の男性と分かりました。
女性の胸には複数の刺し傷(さしきず)があり、警察が、男性の死亡との関連を捜査しています。
昨日午後8時前、名古屋市南区にある、名鉄、名古屋本線の本笠寺駅(もとかさでら)の駅員から『ホームから男性が列車に飛び込んだ』と警察に通報がありました。
警察と消防が駆けつけたところ、男性は下りの急行列車にはねられてホームに倒れていて、警察が周囲を確認したところ、同じホームの待合室で名古屋市、中川区に住む会社員の川村さん、18歳が、胸に刃物が刺さった状態で倒れているのが見つかり、病院に搬送されましたが、死亡しました。
また、急行列車にはねられた男性も全身を強く打つなどして、搬送先の病院で死亡しました。
警察のその後の調べて、列車にはねられたのは川村さんと同じ、名古屋市、中川区に住む29歳の男性と分かりました。
川村さんの胸には刺し傷が3か所あり、現場には、刺さっていた刃物とは別に、血ちのようなものが付いた刃物が、もう一本落ちていたということです。
捜査関係者によりますと、事件の直前に、川村さんと男性が、ホームの待合室にいるところを目撃(もくげき)した人がいるということで、警察は当時の詳しい状況を調べるとともに、男性との死亡との関連を捜査しています。
次はウクライナ情勢です。
ウクライナで侵攻を続けるロシヤは、一部で攻撃に向けた弾薬「だんやく」の供給(きょうきゅう)を止めたとする声が出ていて、前線での攻撃よりも、ウクライナの大規模な反転攻勢に備えているという見方が強まっています。
ウクライナ東部のドネツク州でロシヤ軍による侵攻に加わる(くわわる)、親ロシア派部隊の幹部は8日、SNSで、弾薬の供給がなくなったと訴え、『ロシヤ軍の司令部は一部で供給を完全に止める決定をしたようだ、敵の反撃へ準備のためだろう。前線の部隊にとっては非常につらい』と不満を書き込みました。
これについて、アメリカのシンクタンク『戦争研究所』は8日、『ロシヤ軍の司令部は弾薬を供給する、優先順位を厳密につけざるを得ないことを示している』と分析し、ロシヤ側が、前線での攻撃よりも、ウクライナ軍が近く行う構え(かまえ)の大規模な反転攻勢に備えているという見方を示しています。
これに関連して、ウクライナ陸軍の幹部は8日、地元メデイアに対して、『ロシヤ側は前線での攻撃のペースが落ちていると指摘しました。』
そして、ロシヤ軍が仕掛けている攻撃は、もはや前線を突破するためではなく、反転攻勢を食い止めようと、ウクライナ軍の戦力を分散させることに、集中(しゅうちゅう)しているようだと分析しました。
空空如也
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