今晩は、7時になりました。NHK 今日のニュースです。
今日午前、岸田総理大臣が 和歌山市の漁港(ぎょこう)選挙の応援で訪れていたところ、
演説(えんぜつ)の直前に、爆発物が投げ込まれました、岸田総理大臣は、現場から避難して、
怪我はなく、警察官一人が軽い怪我しました。
警察は、兵庫県に住む(ひょうごけん)木村容疑者、24歳、威力業務妨害(いりょくぎょうむぼうがい)の疑いで、その場で逮捕しました。調べに対し、『全て弁護士が来てから話す』と供述(きょうじゅつ)しているということです。
当時の状況です、今日午前十一時半ごろ、和歌山市の雑賀崎(さいかざき)漁港で、岸田総理大臣が衆議院和歌山一区の補欠選挙(ほけつせんきょ)の応援演説を始める直前に、銀色で(ぎんいろ)で金属製と見られる筒状(つつじょう)の爆発物が投げ込まれました。
現場の映像では、白い煙(けむり)が上がり、一人が警察官などに取り押さえらています。
警察によりますと、岸田総理大臣は、現場から避難して怪我はなく、三十代の男性警察官一人が左腕に軽い怪我をしました、爆発によって、怪我をしたと見られるということです。
警察は、兵庫県川西に住む木村容疑者、24歳、威力業務妨害でその場で逮捕しました。
調べに対し、『全て弁護士が来てから話す』と供述(きょうじゅつ)しているということです。
捜査関係者によりますと、現場で爆発したと見られる筒状のものは金属製と見られ、爆発により、筒が粉々(こなごな)になったということです。
また、目撃情報などから、爆発の直前、光が点滅したと見られるということで、警察が、仕組みなどについて詳しく分析することにしています。
現場で見つかったのは2点あり、残りの一つは警察が取り押さえた時に所持(しょじ)したとみられ、爆発などはしていないということです。
捜査関係者によりますと、現場で爆発したものは、形状から手製の爆弾の可能性があるということです、
鉄パイプ爆弾は、パイプの中に、火薬(かやく)と起爆(きばく)装置などを詰め込んだ上で、
両端(りょうはし)を塞いて(ふさぐ)密閉(みっぺい)し、着火(ちゃっか)すると、内部の圧力が高まって、破裂はれつする仕組みです。
警察が今回爆発したものについて、構造など詳しく調べることにします。現場で容疑者を取り押さえた漁師(りょうし)の寺井さん、68歳がNHKに取材を応じました。
当時の状況について、寺井さんは、瞬間的なことだったので、はっきりとは覚えていないですが、考える間も無く体が動きました。
容疑者は演説を聞きために集まっていた人たちの中に行って、私の二、三メートル前に立っていました。何にかで火を付けるような動作をした後、筒状なものを投げて、投げたものからは煙が出ていました。その直後に、私の知人の漁師や警察官が容疑者に飛びかかり、抵抗(ていこう)している様子だったので、私も手伝いましたと話しています。
政府関係者によりますと、岸田総理大臣は、容疑者を取り押さえるのに協力した一般人の男性二人に対し、今日午後、直接電話をかけ、勇気を讃える(たたえる)とともに、感謝の意を伝えたということです。
和歌山県、警察本部によりますと、爆発物が投げ込まれた際、およそ二百人の聴衆(ちょうしゅう)がいって、木村容疑者と岸田総理大臣との距離は10メートルほどだったということです。
和歌山県、警察本部は午後5時過ぎから、今回の事件の説明を行なっていて、この中で、逮捕された容疑者について、事前に警戒する対象ではなかったと明らかにしました。
これまでに、警察には特段情報はなく、現場でも、容疑者に注意が向いたのは、爆発物が投げ込まれてからだったということです。
和歌山県、警察本部によりますと、爆発物が投げ込まれた際、およそ二百人の聴衆(ちょうしゅう)がいって、木村容疑者と岸田総理大臣との距離は10メートルほどだったということです。
警察によりますと、統一地方選挙や、衆参の補欠(ほけつ)選挙が行われる中で、現職の総理大臣を狙った事件が起きたこと受け、全国の警察に対し、応援演説などの現場での要人警護の体制を強化するよう指示したということです。
岸田総理大臣は、事件の後、和歌山市内の別の会場や千葉県内で応援演説を予定通り行いました。
岸田総理大臣は明日も、補欠選挙の応援演説を行うことにしています。
空空如也
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